霜の蓬(読み)しものよもぎ

精選版 日本国語大辞典 「霜の蓬」の意味・読み・例文・類語

しも【霜】 の 蓬(よもぎ)

① 霜にあって枯れしぼんでいる蓬。
白髪の乱れているさまをたとえていう語。
※新撰六帖(1244頃)六「おひらくのくると見ながらふりにけりしもの蓬に秋たくる身は〈藤原為家〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「霜の蓬」の意味・読み・例文・類語

しも‐の‐よもぎ【霜の×蓬】

霜にあって枯れている蓬。乱れた白髪のたとえ。
「見るもうしむかふ鏡の秋の影おとろへまさる―は」〈続後拾遺・雑下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android