霊山会(読み)りょうぜんえ

精選版 日本国語大辞典 「霊山会」の意味・読み・例文・類語

りょうぜん‐え リャウゼンヱ【霊山会】

〘名〙 (霊鷲山(りょうじゅせん)集会の意) 仏語。
法華経が説かれたところ。釈迦浄土。霊山界。
※日蓮遺文‐祈祷鈔(1272)「霊山会上にして即身成仏せし龍女」
禅宗伝承で、釈迦が弟子に法を伝授した所。釈迦が華を拈(ひね)って見せたとき、摩訶迦葉(かしょう)だけがその意をさとって微笑したという、「拈華微笑(ねんげみしょう)」の故事がある。
正法眼蔵(1231‐53)葛藤無上菩提を証伝せること霊山会には迦葉大士のみなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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