電髪(読み)デンパツ

デジタル大辞泉 「電髪」の意味・読み・例文・類語

でん‐ぱつ【電髪】

パーマネントウエーブ」の訳語。昭和初期の語。

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精選版 日本国語大辞典 「電髪」の意味・読み・例文・類語

でん‐ぱつ【電髪】

〘名〙 電熱を使って、髪の毛を縮らせたり、巻きぐせをつけたりすること。また、その髪。パーマネントウエーブ。〔新語新問題早わかり(1940)〕
※自由学校(1950)〈獅子文六乱世「頭を見ても、電髪、内ロール、夜会巻等に、黒々と、結いあげているし」

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世界大百科事典(旧版)内の電髪の言及

【パーマネント・ウェーブ】より

…40年には東京でパーマを業とする店が約850軒に及ぶ普及ぶりであった。日中戦争から太平洋戦争にかけては敵性語禁止のため〈電髪〉と呼ばれるようになり,追放・自粛運動が行われ,機械も多く供出された。当時アメリカではコールド・パーマネント・ウェーブcold permanent waveの時代に入っており,終戦とともに進駐軍家族によって紹介され,48年ころには国産の薬液が製品化されて,美容・理容業界に大きく広がっていった。…

※「電髪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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