電磁カスケード(読み)でんじかすけーど

世界大百科事典(旧版)内の電磁カスケードの言及

【シャワー】より

…また,これが物質中で繰り返し発生して数を増す現象は,核カスケードシャワーnuclear cascade showerあるいはNカスケードN‐cascade,核カスケードという。γ線や電子の場合には原子内電場との相互作用によって,γ線は電子・陽電子対の創生を,また,電子,陽電子はγ線の放射を繰り返すため,シャワーの成分はγ線,電子,陽電子の混合したものとなり,電磁カスケードシャワーelectro‐magnetic cascade showerまたは電磁カスケードと呼ばれる。いずれのシャワーも入射エネルギーにほぼ比例した粒子数の極大に達した後は,電離損失などによって減衰し物質に吸収される。…

※「電磁カスケード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android