世界大百科事典 第2版 「電子ビーム溶解炉」の意味・わかりやすい解説
でんしビームようかいろ【電子ビーム溶解炉 electron beam melting furnace】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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溶解しようとする金属に電子線を当て、電子が衝突したとき発生する熱を熱源として溶解を行う炉。高い真空度の下で溶解が行われるため、水素、酸素、窒素などの気体元素や蒸気圧の高い不純物金属元素が除去できる。タンタル、ニオブ、モリブデン、タングステンなどの高融点金属の溶解に使用される。とくにタンタル、ニオブを電子ビーム溶解したものは、アーク溶解したものに比し加工性が改善され、靭性(じんせい)が向上する。
[小岩昌宏]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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