零れ落ちる(読み)コボレオチル

デジタル大辞泉 「零れ落ちる」の意味・読み・例文・類語

こぼれ‐お・ちる【零れ落ちる】

[動タ上一][文]こぼれお・つ[タ上二]
容器などからあふれて落ちる。漏れ出て落ちる。「地面に―・ちた米を鳥がついばむ」「とめどもなく涙が―・ちる」
散って落ちる。「桜の花びらが―・ちる」
脱け落ちる。「リストから―・ちる」
感情などが、心におさめきれなくて思わず表に現れてしまう。「笑みが―・ちる」
今までの主従関係を離れる。
天下武士みな―・ちて付きしたがひ参らせんずらん」〈太平記・三七〉
[類語]流れる滴るこぼれる伝う垂れる落ちる落ち込む陥る落っこちる下がる沈む下降する降下する沈下する低下する低落する下落する落下する落馬する落輪する脱輪する墜落する失墜する滑落する転落する崩落する滑り落ちる転げ落ちる崩れ落ちる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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