雲雨の交わり(読み)うんうのまじわり

精選版 日本国語大辞典 「雲雨の交わり」の意味・読み・例文・類語

うんう【雲雨】 の =交(まじ)わり[=情(じょう)

(「雲雨③」から) 男女の交情。性交
随筆耳嚢(1784‐1814)五「はじめは酒呑んと妓女楼へ登り〈略〉終りには遂に雲雨の交りをなし」

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故事成語を知る辞典 「雲雨の交わり」の解説

雲雨の交わり

男女の契りのたとえ。

[使用例] かくの如き偉大なる恋人達が、雲雨の楽しみを尽すためには、少くとも、地球自転を十倍遅くして[野村胡堂*奇談クラブ 第四次元の恋|1947]

[由来] 紀元前三世紀、戦国時代の中国の詩人そうぎょくの「こうとう」という作品の一節から。という国の王が昼寝をしていて、ざん(四川省内の山)の神女と結ばれる夢を見ました。その神女は、去り際に、「自分は『あしたには朝雲と為り、暮れには行雨と為りて(朝は雲に、夕べは雨となって)』、山の南に降り注いでおります」と言い残したとのことです。

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