雨つちくれを破らず(読み)あめつちくれをやぶらず

精選版 日本国語大辞典 「雨つちくれを破らず」の意味・読み・例文・類語

あめ【雨】 つちくれを=破(やぶ)らず[=動(うご)かさず・犯(おか)さず]

(「塩鉄論水旱」から) 降る雨が静かで、土をいためない。世の中がよく治まっているたとえ。
※兼盛集(990頃)詞書「雨はつちくれをやぶれず、世の中もたのしければ、今日の御幸も有りますなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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