難民定住の枠(読み)なんみんていじゅうのわく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「難民定住の枠」の意味・わかりやすい解説

難民定住の枠
なんみんていじゅうのわく

定住希望の難民何人まで受入れるかという定数枠。昔から他民族の流入に慣らされてきた諸外国に比べ,日本は難民の受入れに消極的で,国際的な非難を受けてきた。しかしインドネシア難民の流出が増大した 1980年代に,日本としても定住受入枠を拡大せざるをえなくなり,85年に従来の 5000人から1万人にあらため,難民収客のための施設もふやした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android