離相(読み)りそう

精選版 日本国語大辞典 「離相」の意味・読み・例文・類語

り‐そう ‥サウ【離相】

〘名〙 仏語
① 生成・消滅の姿を離れていることをいう。姿、形を超越していること。
三帖和讚(1248‐60頃)浄土「神光の離相をとかざれば 無称光仏となづけたり」 〔雑論集‐九〕
涅槃の、様相をもたないこと。
譬喩尽(1786)二「離相(リサウ) 法華経薬艸諭品出畜類戒名用之可也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android