デジタル大辞泉
「雑務」の意味・読み・例文・類語
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ぞう‐む ザフ‥【雑務】
〘名〙
① 種々雑多の用務。日常的な行政事務一般。ざつむ。
※続日本紀‐和銅六年(713)九月己卯「大宝元年始建二館舎一、雑務公文、一准二郡例一」
※
葉隠(1716頃)一「
御国の御政道、所々の
要害・雑務方の御仕組等、御自身様御苦労、仏神に御信心被
レ成候」
② 特に、広く訴訟の事務一般をいう。
※
吾妻鏡‐文治三年(1187)一〇月五日「向後云
二庄務
一、云
二雑務
一、一事以上、可
レ従
二彼尼下知
一之由、所
レ被
二仰下
一也」
※増鏡(1368‐76頃)一五「ざうむの日なれば、記録所におはしまして、人の争ひうれうる事どもを行ないくらさせ給ひて」
※吾妻鏡‐宝治二年(1248)五月二〇日「就二雑務等事一、有下被二定下一之篇目上。雑人訴訟事、雖レ下二度々奉書一」
[
補注]本項に関連する
項目は、古辞書類の読みにより「ぞうむ」としたが、日本史などでは多く「ざつむ」と読まれている。
ざつ‐む【雑務】
〘名〙
① 種々雑多の用務。こまごまとした
仕事。ぞうむ。〔書言字考節用集(1717)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「雑務」の読み・字形・画数・意味
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