雉の草隠れ(読み)キジノクサガクレ

デジタル大辞泉 「雉の草隠れ」の意味・読み・例文・類語

きじ草隠くさがく

雉が草の中に頭だけ隠して尾を出したままでいること。一部分だけ隠して、隠れているつもりでいること。頭隠してしり隠さず。雉の隠れ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雉の草隠れ」の意味・読み・例文・類語

きじ【雉】 の 草隠(くさがく)

雉が草の中などに隠れるとき、首だけ隠して尾を出したままでいるところから、一部分だけ隠して、他の部分が現われているのを知らずにいることをいう。頭隠して尻隠さず。
源平盛衰記(14C前)五「か程の事に成りて隠れ忍びたらば、如何(いか)ばかりの事ぞ、雉(キヂ)のかくれとかやの風情か」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android