集団疎開(読み)シュウダンソカイ

デジタル大辞泉 「集団疎開」の意味・読み・例文・類語

しゅうだん‐そかい〔シフダン‐〕【集団疎開】

集団で疎開すること。第二次大戦中の学童疎開を言うことが多い。→縁故疎開

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精選版 日本国語大辞典 「集団疎開」の意味・読み・例文・類語

しゅうだん‐そかい シフダン‥【集団疎開】

〘名〙 空襲火災などの災禍の集中しやすい大都市住民地方に集団で分散移動させること。特に、第二次世界大戦末期の学童疎開をいう。→学童疎開

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「集団疎開」の意味・わかりやすい解説

集団疎開
しゅうだんそかい

学童疎開

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世界大百科事典(旧版)内の集団疎開の言及

【学童疎開】より

…連合軍による直接的な本土攻撃の危機が増大した1943年12月〈都市疎開実施要綱〉が閣議決定されて都市施設の地方分散がはかられたが,長距離爆撃機B29による空襲が激しくなる中で大都市児童の生命を守るために44年6月〈学童疎開促進要綱〉が決定された。この決定により〈縁故疎開〉を原則としつつ,それが不可能な国民学校初等科3~6学年の児童を半強制的に〈集団疎開〉させた。同年夏,東京ほか12の該当都市が指定され学校ごとに近郊農村地帯への移動が始まり,45年春には全国で約40万人を超える児童が疎開したといわれる。…

※「集団疎開」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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