集中定数素子(読み)しゅうちゅうていすうそし

世界大百科事典(旧版)内の集中定数素子の言及

【集中定数回路】より

…このため回路素子の大きさが電気信号の波長に比べて十分小さいときは,素子中で観測される電流や電圧は場所の関数と考えなくとも良好な近似が得られる。このような状態を理想化して,力学における質点などと同様に,集中定数素子を定義し,有限個の集中定数素子を相互に接続することによって得られる回路を集中定数回路と呼ぶ。通常は時間的に不変な線形回路の条件下で集中定数回路を考察することが多く,この場合の構成素子は抵抗器の抵抗,コイルのインダクタンス,コンデンサーの容量および変成器の相互インダクタンスの4種類である。…

※「集中定数素子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」