雄弁・雄辯(読み)ゆうべん

精選版 日本国語大辞典 「雄弁・雄辯」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐べん【雄弁・雄辯】

〘名〙 (形動)
① 力強くよどみのない弁舌話術がたくみで説得力のある話しぶり。また、そのさま。能弁
※東海一漚集(1375頃)二・建長請象外和尚疏「雅量納海、雄辯興雲、明大法常情
※我羊独語(1929)〈品川義介〉杉浦先生と頭山翁「然し雄辯(イウベン)は銀で沈黙は金である、死せる議論に生ける活を入れるのはどうしても口数の少ない沈黙家の所作事である」 〔杜甫‐飲中八仙歌〕
② ある事実などを十分に示しているさま。
※血(1927)〈岡田三郎〉「ゆうべの無残な死にざまを雄辯(ユウベン)に物語ってゐた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android