雁来紅(読み)ガンライコウ

デジタル大辞泉 「雁来紅」の意味・読み・例文・類語

がんらい‐こう【×雁来紅】

《雁の来るころに葉が紅色になるところから》ハゲイトウ別名 秋》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雁来紅」の意味・読み・例文・類語

がんらい‐こう【雁来紅】

〘名〙 植物はげいとう(葉鶏頭)」の古名。《季・秋》 〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

とっさの日本語便利帳 「雁来紅」の解説

雁来紅

雁が飛来してくる秋になると、その葉が美しい紅色に染まるのでこの名がある。黄色、紫色斑紋をもつものもある。雁来紅は漢名で、和名葉鶏頭(はげいとう)、鎌柄(かまつか)など。かまつかとは、鎌の柄になる木ということ。『枕草子』に、
かまつかの花 らうたげなり 名ぞうたてあなる 雁の来る花とぞ 文字には書きたる\清少納言
とある。
照り曇る空や照る日の雁来紅\石塚友二
炎ゆる葉を垂れて日暮の雁来紅\青柳志解樹

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「雁来紅」の解説

雁来紅 (ニチニチソウ)

学名Catharanthus roseus
植物。キョウチクトウ科一年草,園芸植物,薬用植物

雁来紅 (ハゲイトウ・ガンライコウ)

学名:Amaranthus tricolor
植物。ヒユ科の一年草,園芸植物

雁来紅 (ガンライコウ)

植物。ヒシ科の浮葉性一年草,園芸植物,薬用植物。ヒシ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android