雁が音(読み)カリガネ

デジタル大辞泉 「雁が音」の意味・読み・例文・類語

かり‐が‐ね【×雁が音/×雁金/×雁】

ガンの鳴く声。また、ガン別名 秋》
ガンを図案化した紋所の名。
カモ科の鳥。全長約60センチ。全体暗褐色で、足は橙黄色、額が白く、目の周囲が黄色。ユーラシア北部で繁殖し、日本には冬鳥としてマガンにまじって少数飛来
[類語]鳴き声囀り初音鶏鳴東天紅・吠え声・遠吠え・嘶き・空音がんかり真雁初雁はつかり帰雁落雁

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の雁が音の言及

【緑茶】より

…ともに,もとの茶が良質であれば品質はよく,芽茶,茎茶は〈さしがきく〉といって,繰り返し湯を注いでも味の出るものが多い。雁が音(かりがね),白折(しらおり)などと呼ばれるものは挽茶から選別された茎茶で,くずとはいえ高級品で価格も高い。また,ほうじ茶は番茶や煎茶を強火で焙焼(ばいしよう)したもの,玄米茶はこれに蒸して炒った玄米を加えたもので,いずれも焙焼による香気と軽快な味が喜ばれる。…

※「雁が音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android