雀色時(読み)すずめいろどき

精選版 日本国語大辞典 「雀色時」の意味・読み・例文・類語

すずめいろ‐どき【雀色時】

〘名〙 夕方夕暮れ。たそがれどき。すずめいろ。〔言塵集(1406)〕
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)二「おのづから、道急ぐ馬士唄の、竹にとまる雀色(スズメイロドキ)やうやう、蒲原の宿にいたる」

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デジタル大辞泉 「雀色時」の意味・読み・例文・類語

すずめいろ‐どき【×雀色時】

空が雀色に薄暗くなった時分。夕暮れ時。夕方。たそがれどき。
半蔀はじとみの間から、―の往来をのぞいている」〈芥川偸盗

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