隷属(読み)れいぞく

精選版 日本国語大辞典 「隷属」の意味・読み・例文・類語

れい‐ぞく【隷属】

〘名〙
① (━する) 人や国が他人や他国の支配をうけて従属すること。下級の者が上級者の指揮・監督を受けること。
※日本外史(1827)一「各有習用、以相隷属」
※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二「仲居は茶屋に隷属するもので」 〔新唐書‐回鶻伝上〕
② 部下。てした。けらい。〔広益熟字典(1874)〕 〔韓非子‐難勢〕

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デジタル大辞泉 「隷属」の意味・読み・例文・類語

れい‐ぞく【隷属】

[名](スル)
他の支配を受けて、その言いなりになること。隷従。「本国に隷属する植民地」
てした。配下。部下。
「天下の武士皆其―にあらざるはなし」〈福沢文明論之概略
[類語]従属事大所属直属配属専属帰属隷従無所属属する配置役を振る付属付随付帯付き従う

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普及版 字通 「隷属」の読み・字形・画数・意味

【隷属】れいぞく

従う。

字通「隷」の項目を見る

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