精選版 日本国語大辞典 「隠沼」の意味・読み・例文・類語
こもり‐ぬ【隠沼】
〘名〙
① 堤などで囲まれて水が流れ出ない沼。
② 草木などが茂っている下に隠れて水の見えない沼。
※万葉(8C後)一四・三五四七「味鳧(あぢ)の住む須沙(すさ)の入江の許母理沼(コモリぬ)のあな息づかし見ず久(ひさ)にして」
かくれ‐ぬ【隠沼】
〘名〙 (「こもりぬ(隠沼)」の誤読による語か) 草などにおおわれて上からは見えない、隠れた沼。隠れの沼。こもりぬ。
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