普及版 字通 「障(漢字)」の読み・字形・画数・意味
障
常用漢字 14画
(旧字)
14画
[字訓] ふせぐ・へだてる・ついたて
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(章)(しよう)。〔説文〕十四下に「つるなり」とあり、障壁をなすことをいう。〔左伝、定十二年〕の「保」は「堡障」の意。も声義同じ。土部十三下に「は擁(ふさ)ぐなり」とあって、これは壅塞(ようそく)することをいう。(ふ)は神の陟降する神梯の象であるから、は聖域を壅ぎ衛る意である。
[訓義]
1. ふさぐ、ふせぐ、まもる、聖所をまもる。
2. へだてる、さえぎる、聖俗をわかつ。
3. さわり、さしつかえ、さまたげ。
4. ついたて。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕・泥 阿布利(あぶり)/子 楊氏語抄に云ふ、子、風の屬なり 〔名義抄〕 サフ・サハリ・サハル・カクル・サヘ・オホフ・サマタク・ツツム・ハハカム
[語系]
・・tjiangは同声。は後起の字。・はもと聖所を隔て、壅塞する意の字であったと思われる。
[熟語]
障囲▶・障翳▶・障潰▶・障害▶・障碍▶・障礙▶・障隔▶・障扞▶・障眼▶・障気▶・障拒▶・障距▶・障禁▶・障互▶・障塞▶・障子▶・障墜▶・障扇▶・障阻▶・障▶・障泥▶・障▶・障壁▶・障壅▶・障▶
[下接語]
一障・雲障・翳障・画障・界障・巌障・業障・故障・罪障・支障・事障・守障・翠障・石障・扇障・亭障・障・陂障・藩障・万障・障・障・辺障・堡障・林障
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報