隘路(読み)あいろ

精選版 日本国語大辞典 「隘路」の意味・読み・例文・類語

あい‐ろ【隘路】

〘名〙
① 狭くて通行困難な道。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四「仏の拿破侖第一世〈略〉墺、以両国と戦ひ、此隘路を出没せり」
作戦要務令(1939)一「長時間停止する場合に於ては勉めて隘路、道路の分岐点等を避け」 〔六韜虎韜臨境〕
物事を進めて行く上に妨げとなる点。支障難点ネック

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デジタル大辞泉 「隘路」の意味・読み・例文・類語

あい‐ろ【×隘路】

狭くて通行の困難な道。
物事を進める上で妨げとなるものや条件。支障。難点。ネック。「予算枠が隘路となって計画が中断した」
[類語](1崖道岨道険路/(2障害ネック邪魔妨害阻害そがい掣肘せいちゅう干渉横槍よこやり支障障壁さわ邪魔だて水を差す水をかける足を引っ張る

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普及版 字通 「隘路」の読み・字形・画数・意味

【隘路】あいろ

山あいのせまく通りにくい路。また、ことの進行成就を妨げ、障害となる問題点。〔六韜、虎韜、臨境〕我を隘路にし、我を處につ。

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