随順(読み)ずいじゅん

精選版 日本国語大辞典 「随順」の意味・読み・例文・類語

ずい‐じゅん【随順】

〘名〙
① 従ってさからわないこと。
醍醐寺文書‐安貞三年(1229)三月・醍醐寺三綱等解案「寺家有大事之時、都无随順之儀事」
乾坤弁説(1656)利「譬へば廻る車輪に、螻蟻の逆歩するが如し、螻蟻は車めぐるに随順してまわるといへども」
仏語。心から信じ従うこと。
教行信証(1224)三「一心唯信仏語身命、〈略〉是名順仏教、随順仏意、是名順仏願、是名真仏弟子」 〔法華文句二上

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「随順」の意味・読み・例文・類語

ずい‐じゅん【随順】

[名](スル)おとなしく従うこと。従って逆らわないこと。「上司意向随順する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「随順」の読み・字形・画数・意味

【随順】ずいじゆん

仰せに従う。

字通「随」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android