隅村(読み)すみむら

日本歴史地名大系 「隅村」の解説

隅村
すみむら

[現在地名]益田市隅村町

高津川支流の匹見ひきみ川下流両岸地域で、東は柿原かきはら村、西は寺垣内てらがいち村、北は横田よこた村。往古より数多くの大洪水に見舞われた。江戸時代の支配の変遷持石もちいし村と同じ。古高一一五石余、寛永一四年(一六三七)の検地高二四六石余(万手鑑)。宝暦三年(一七五三)高津川大洪水で横田村の流失田地五町歩余、堤防決壊で被害激甚。同四年大庭又三郎は当村の水除を完工し、明和三年(一七六六)には赤松畑や荒地に四町八反の新田床を開発した(益田市史)。明治四年(一八七一)の総高三八七石余、反別六四町二反余、人数三二四(うち農三一八)・家数七三(うち農七一)、鉄砲五、古鍛冶二(万手鑑)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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