精選版 日本国語大辞典 「陽気」の意味・読み・例文・類語
よう‐き ヤウ‥【陽気】
〘名〙
※経国集(827)一一・見滋貞主春日病起〈嵯峨天皇〉「頼逢二陽気煦一、喜見二更生人一」 〔易経‐乾卦〕
② (形動) 気分、雰囲気などがあかるく、はればれしいこと。にぎやかなこと。また、そのさま。⇔陰気。
※天理本狂言・財宝(室町末‐近世初)「又そちは、生れつきが、やう気な者で、殿みやへ出ても、物をよふいふと云ほどに」
③ 気がうわつくこと。心が落ち着かないこと。
※評判記・難波物語(1655)「陽気のやからのほむればとて、神妙(しんべう)の人のそしるには、替がたし」
④ (━する) 愉快に遊興すること。
※浮世草子・好色万金丹(1694)一「けふの紋日になじみの女郎がさしあふゆへ、一日切の陽気(ヨウキ)する男なるべし」
※随筆・皇都午睡(1850)三「順気のよしあしを陽気がよい悪ひと云」
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