陵邑(読み)りようゆう(いふ)

普及版 字通 「陵邑」の読み・字形・画数・意味

【陵邑】りようゆう(いふ)

御陵を守るため設けた県邑。漢・班固西都の賦〕冠蓋(くわんがい)雲の如く、七相五あり。州郡の豪、五殖と、三して陵邑に充奉す。蓋(けだ)し強幹枝、上(さか)んにして國に(しめ)すなり。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の陵邑の言及

【墳墓】より

… 前漢の帝陵は秦の制度を引き継ぎ,さらに発展させた。皇帝と皇后の墳丘を中心に,周辺に無数の眷属(けんぞく)や功臣の陪葬墓を配し,陵墓を管理する特別市街地ともいうべき陵邑(りようゆう)を設置する。前漢の陵園制は,以後の王朝に受け継がれていくのであるが,国力の優劣が墓の規模に敏感に反映しており,前漢の帝陵に比肩する墳丘を築くのは,唐代をおいてほかにない。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」