除戸村(読み)のぞきどむら

日本歴史地名大系 「除戸村」の解説

除戸村
のぞきどむら

[現在地名]新井市除戸

高床たかとこ山東麓、せき川の左岸に位置し、飯山いいやま道沿いに、北は堀之内ほりのうち村、南西小原こばら新田と接する。正保国絵図に高二八八石余と記される。天和三年郷帳では高二二七石三斗余、うち山高四石四斗二升・漆高四斗、ほかに新田高三石二斗余がある。飯山道に沿うため、塩や酒の駄賃付をしており、北国街道の村々との紛争が近世後期には度度あった。文化八年(一八一一)の元寺尾組広島組村々明細帳(宮川正夫氏蔵)によれば、安永九年(一七八〇)には一五石九斗余を打出し、高二四六石五斗余、家数六〇、うち本棟四四・名子棟一六、寺一、人数三一五、うち男一五二・女一六三、紺屋四、桶屋・油絞各三、鍛冶二、木工・木挽各一とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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