除伐(読み)じょばつ

精選版 日本国語大辞典 「除伐」の意味・読み・例文・類語

じょ‐ばつ ヂョ‥【除伐】

〘名〙 凶賊叛徒などを討ち絶やすこと。討伐

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デジタル大辞泉 「除伐」の意味・読み・例文・類語

じょ‐ばつ〔ヂヨ‐〕【除伐】

幼齢林手入れとして、不要な樹木を切り除くこと。

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農林水産関係用語集 「除伐」の解説

除伐

育成対象となる樹木の生育を妨げる他の樹木を刈り払う作業。一般に、下刈を終了してから、植栽木の枝葉が茂り、互いに接し合う状態になるまでの間に数回実施。

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林業関連用語 「除伐」の解説

除伐

新植した山林がおおむねうっ閉(枝葉が重なり地表を覆った状態)したときに行う作業で、不用木を取り除く作業をいう。

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世界大百科事典(旧版)内の除伐の言及

【間伐】より

…せり合いが激しくなる前に,目標に合った健全な林を育てるため,一部の樹木を切ることを間伐という。早い時期に造林目的以外の樹種,形の悪いもの,枯れたものなどを切ることを除伐または捨て伐(ぎ)りという。除伐や初期の間伐は収支がつぐなわないのが普通であるが,最終的な伐採までに長期間を要する林業経営において,間伐は中間的な収入をあげるよい機会となる。…

【造林】より

…後者の苗木を山引(やまびき)苗とよんでいる。 植樹造林の手順は,植栽材料の選定,植付本数の決定,苗木の育成,地ごしらえ,植付補植で,このあとに他の造林法にも共通な手入れとして下刈り,つる切り,除伐,枝打ち,間伐がある。(1)植栽材料の選定 造林予定地またはその周辺にもともとある樹種,品種あるいは系統を用いる場合は問題ないが,新しい材料を用いようとする場合には,予定地の環境条件(気候,気象,地形,土壌など)を調べ,それらに最も適したものの中から,仕立てようとする林の目的にかなったものを選定(適地適木)し,林木育種事業で素質,品質が保証された種子または挿穂があればそれらを入手する。…

※「除伐」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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