阿鼻・阿毘(読み)あび

精選版 日本国語大辞典 「阿鼻・阿毘」の意味・読み・例文・類語

あび【阿鼻・阿毘】

〘名〙 (avīci音訳無間(むけん)と訳す)
※本朝文粋(1060頃)一二・施無畏寺鐘銘〈兼明親王〉「上従有頂、下抵阿鼻
浄瑠璃碁盤太平記(1710)「あびの苦患(くげん)は受くるとも」
② (━する) 大声でわめくこと。さけぶこと。
※オキナワの少年(1971)〈東峰夫〉五「(はあもう!早く草刈りにいかんとならんがあ!)そう阿鼻(アビ)しているうちに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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