(読み)うじはやし

精選版 日本国語大辞典 「阻」の意味・読み・例文・類語

うじ‐はや・し うぢ‥【阻】

〘形ク〙 物事の状態がさし迫っているさま。情勢、地勢などが切迫しているさま。危険なさま。険しい。激しい。
※続日本紀‐天平神護元年(765)正月七日・宣命(蓬左文庫本)「かく宇治方夜支(ウヂハヤキ)時に、身命を惜しまずして」

そ【阻】

〘名〙 (形動) けわしいこと。けわしい所。また、そのさま。
唱歌・箱根八里(1901)〈鳥居忱〉「箱根の山は 天下の阻(ソ) 蜀の桟道数ならず」 〔古詩十九首‐其一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「阻」の意味・読み・例文・類語

そ【阻】[漢字項目]

常用漢字] [音](漢) [訓]はばむ
地形が険しい。「険阻
遮り止める。はばむ。「阻害阻隔阻止
[難読]悪阻おそ・つわり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

破壊措置命令

弾道ミサイルなどが日本に飛来・落下する恐れのある場合に、それを破壊するよう防衛大臣が自衛隊に命じること。弾道ミサイル破壊措置命令。[補説]原則として内閣総理大臣の承認を得た上で行われるが、事態の急変な...

破壊措置命令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android