防炎繊維(読み)ぼうえんせんい(英語表記)nonflammable fiber

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「防炎繊維」の意味・わかりやすい解説

防炎繊維
ぼうえんせんい
nonflammable fiber

難燃性繊維と同じく,炎にさらされたり高温になっても燃えず,もし着火しても自然に消火する繊維。消防法により,公共建物高層ビルカーテンカーペットには防炎繊維を用いることが義務づけられている。防炎繊維には通常の可燃性繊維を薬品処理し難燃性としたものと,繊維そのものが難燃性なものの2種類がある。典型的な難燃性繊維としてはアラミド繊維のメタ系繊維がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android