闇の女(読み)やみのおんな

精選版 日本国語大辞典 「闇の女」の意味・読み・例文・類語

やみ【闇】 の 女(おんな)

夜、街頭に立って客をひく女。売春婦夜の女
※青鬼の褌を洗ふ女(1947)〈坂口安吾〉「闇の女にでもなるほかに当(あて)のない暗い思ひがあるものよ」

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デジタル大辞泉 「闇の女」の意味・読み・例文・類語

やみ‐の‐おんな〔‐をんな〕【闇の女】

夜、街頭で客引きをする女。売春婦。夜の女。
[類語]売春婦売笑婦淫売婦街娼夜の女ストリートガールコールガール

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世界大百科事典内の闇の女の言及

【街娼】より

…しかし,大量の街娼が出現して社会問題となったのは第2次大戦後のことである。当時は夜の女,闇(やみ)の女と呼ばれ,やがてパンパンガールの呼称が一般化した。大量出現の背景には敗戦による社会的混乱と経済的困窮とに加えて占領軍兵士の駐留があったことは,彼女らの7割が洋パンと呼ばれる外国兵相手であったことに明らかである。…

※「闇の女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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