闇の夜の錦(読み)ヤミノヨノニシキ

デジタル大辞泉 「闇の夜の錦」の意味・読み・例文・類語

やみにしき

暗い闇夜には美しい錦を着ても人には見えない。むだなこと、無意味なことのたとえ。夜の錦。闇の錦。闇夜の錦。
[類語]屋上おくを架す屋下に屋を架す月夜に提灯ちょうちん汽車の後押し網の目に風とまらず籠で水を汲む泥田を棒で打つ竹藪に矢を射るよう死に馬にはり氷にちりば泥裡でいり土塊どかいを洗う権兵衛が種蒔きゃからすがほじくる骨折り損の草臥くたびもう馬耳東風馬の耳に風馬の耳に念仏犬に論語牛に経文牛に対してことを弾ず兎に祭文ぬかに釘豆腐にかすがい暖簾のれんに腕押し石にきゅう石に針沢庵たくあんのおもしに茶袋

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精選版 日本国語大辞典 「闇の夜の錦」の意味・読み・例文・類語

やみ【闇】 の 夜(よ)の錦(にしき)

※宇津保(970‐999頃)祭の使「などか涼みには出で給はざりつる。〈略〉『やみのよのにしき』とかいふやうもなん」

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