関良助(読み)せき りょうすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「関良助」の解説

関良助 せき-りょうすけ

?-1820* 江戸時代中期-後期の製糖家。
薩摩(さつま)(鹿児島県)の人。四国巡礼途中,讃岐(さぬき)湊村(香川県白鳥(しろとり)町)で病気にかかり,地元の医師向山(さきやま)周慶に介抱される。いったん帰郷後,甘蔗(かんしょ)(サトウキビ)をたずさえて讃岐にうつりすみ,周慶の砂糖製造に協力した。ふたりをまつった向良(こうら)神社が白鳥町にある。文政2年11月21日死去。

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朝日日本歴史人物事典 「関良助」の解説

関良助

没年:文政2.11.21(1820.1.6)
生年:生年不詳
江戸中期,讃岐の製糖業に尽力した人物。薩摩の人。天明(1781~89)ごろに四国巡礼の途中,讃岐(香川県)高松藩の湊村で病にかかっていたのを,近在の医者向山周慶に助けられ,のち讃岐に移住して周慶と共に砂糖製造に従事したと伝える。子孫塩屋村(大川郡引田町)に住んだ。弘化3(1846)年に周慶と良助を祀った向良神社(白鳥町)が建てられた。<参考文献>岡田唯吉『讃岐製糖史』

(木原溥幸)

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百科事典マイペディア 「関良助」の意味・わかりやすい解説

関良助【せきりょうすけ】

相馬大作

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