関直彦(読み)せき なおひこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「関直彦」の解説

関直彦 せき-なおひこ

1857-1934 明治-昭和時代前期の政治家
安政4年7月16日生まれ。東京日日新聞にはいり,福地桜痴の後をうけ社長となる。のち東京で弁護士開業。明治23年衆議院議員(当選10回)。衆議院副議長。非政友会系の政党政治家として活躍した。東京弁護士会会長,貴族院議員。昭和9年4月21日死去。78歳。江戸出身。東京大学卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の関直彦の言及

【東京日日新聞】より

…明治前期には岸田吟香末松謙澄らも活躍した。80年前後からの政府批判の高まりとともに御用新聞批判が強まり,しだいに勢力を弱め,88年福地は社長の座を関直彦(1857‐1934)に譲り,退社した。関はそれまでの御用新聞主義から中立主義に切りかえ,紙面を刷新して,大幅に部数を伸ばしたが,内外の策動で91年に退任し,伊東巳代治が社長となった。…

※「関直彦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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