関帝(読み)カンテイ

デジタル大辞泉 「関帝」の意味・読み・例文・類語

かん‐てい〔クワン‐〕【関帝】

関羽かんう敬称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「関帝」の意味・読み・例文・類語

かん‐てい クヮン‥【関帝】

中国三国時代の蜀の武将関羽の敬称。武神として祀られた。関聖。関公。
※随筆・文会雑記(1782)三「宗旨なければ何にても信ずる仏を書出せと、云付らるるにより、関帝や観音など書付て出すときく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

百科事典マイペディア 「関帝」の意味・わかりやすい解説

関帝【かんてい】

中国の武神,また財神。三国蜀の武将関羽神格関帝廟にまつる。関帝信仰は唐代に始まり,宮廷でも民間でも盛んに行われた。孔子文廟に対し武廟と呼ばれる。
→関連項目道教

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の関帝の言及

【財神】より

…中国の財福をつかさどる神をいう。財神の正統的な神格と目される〈増福財神〉〈玄壇神〉〈五顕財神〉をはじめとして〈関帝〉〈比干〉など多種多様の神が奉祀される。〈玄壇神〉は,古くからよく知られた神で,その名を〈趙玄朗〉〈趙公明〉という。…

※「関帝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android