関大明神社(読み)せきだいみようじんしや

日本歴史地名大系 「関大明神社」の解説

関大明神社
せきだいみようじんしや

[現在地名]島本町山崎一丁目

大阪府と京都府の境、字関戸裏せきどうら鎮座祭神は大己貴命・天児屋根命、あるいは大智明神とも伝える。応永五年(一三九八)成立の「大山寺縁起」によると、寛治八年(一〇九四)訴訟のため上洛した伯耆大山だいせん(現鳥取県西伯郡大山町)大衆が、狼藉をはたらいたため京都を追われたが、その折、大山の神輿を「山崎関戸ノ宮」の拝殿に放棄している。当社の祭神を大山の神名大智明神とする伝承は、この記事と関係するであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android