関係(哲学)(読み)かんけい

百科事典マイペディア 「関係(哲学)」の意味・わかりやすい解説

関係(哲学)【かんけい】

哲学,論理学用語。最広義には事象概念の結びつき方。類似対立,因果など。アリストテレスカテゴリーを10個とし,その一つとして関係をあげた。またカント実体属性原因と結果および相互作用を関係のカテゴリーとした。伝統的に,独立自存する実体がまずあり,その実体のあいだに〈関係〉が成立すると考えられてきたが,むしろ関係こそが第1次的であるとする存在論近年動向

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android