間配(読み)まくばる

精選版 日本国語大辞典 「間配」の意味・読み・例文・類語

ま‐くば・る【間配】

〘他ラ四〙 間をおいて配る。あちこちに分け配る。また、公平に分配する。
※類従本悦目抄(1317‐19頃か)「心をあまさずといふは、譬へば題なることをまくばらずして、さきにいひはてて句をたくさんとて、いたづらなる私曲の事をよみ具するをいふなり」

ま‐くばり【間配】

〘名〙 ふりわけること。分配。
浮世草子・四民乗合船(1714)農之部「四季折折にそれそれのまくばりして、田畠をただあくる間もなきはたらき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android