間八(読み)かんぱち

精選版 日本国語大辞典 「間八」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぱち【間八】

〘名〙 アジ科の海産魚全長一・五メートルを超えるが、漁獲されるものは普通一メートル以下。体形ブリによく似ているが、それより体高が高い。また、眼を通り、第一背びれ方向へのびる暗色斜走帯があり、前上方から見ると八の字状に見えるのが特徴で、これが名前の由来。本州中部以南、東太平洋を除く世界の温帯から熱帯域に分布し、沿岸部の中層から下層に生息する。食用とする。あかぶり。あかばな。かんぱ。《季・夏》
※鮨(1939)〈岡本かの子〉「カンパチが脂がのってゐます」

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デジタル大辞泉 「間八」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぱち【間八】

アジ科の海水魚。全長約1.5メートル。体形は近縁ブリに似るが、体高が高く、著しく側扁する。背面は紫青色、腹面は淡灰色。頭部に、八の字形の暗色模様がある。あかばな。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「間八」の解説

間八 (カンパチ)

動物。アジ科の海水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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