開襟(読み)カイキン

デジタル大辞泉 「開襟」の意味・読み・例文・類語

かい‐きん【開襟】

えりを開くこと。また、開くようにした襟。
開襟シャツ」の略。
自分心中他人に打ち開けること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「開襟」の意味・読み・例文・類語

かい‐きん【開襟】

〘名〙
① (━する) えりを開くこと。転じて、心を打ち明けること。胸襟(きょうきん)を開くこと。
正法眼蔵(1231‐53)無情説法「これは高祖たちまちに証上になお証契を証しもてゆく現成を、嚢祖ちなみに開襟して、父祖骨髄を印証するなり」 〔潘岳‐西征賦〕
② 折って平らに開いたえり。また、えりがその形のシャツブラウス。《季・夏》
銀河依然(1953)〈中村草田男〉「予備隊の開襟わが胸ただふたがり」

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普及版 字通 「開襟」の読み・字形・画数・意味

【開襟】かいきん

心を開く。

字通「開」の項目を見る

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