開発援助(読み)かいはつえんじょ

世界大百科事典(旧版)内の開発援助の言及

【経済協力】より

…発展途上国がテイク・オフ(離陸)して自律的な成長過程に入るために,先進国がいろいろな手段(借款供与や輸入市場開放など)を通じて支援することを意味する。かつては経済援助economic aid,economic assistance,開発援助development assistanceといういい方(後者のほうが新しい)が一般的で,第2次大戦後から1950年代にかけて,〈援助aid,assistance〉といういい方が開発経済学の文献で多く使用されたが,60年代に入ってからは,援助する側と援助される側が対等であるというニュアンスをこめて,南北間の経済協力economic co‐operationまたは開発協力development co‐operationといういい方が一般的になってきている。
[経済協力の制度と仕組み]
 先進国から発展途上国への支援は通常2国間で行われ(2国間援助bilateral assistance),先進国の援助政策調整のフォーラムとしてDAC(ダツク)(開発援助委員会。…

※「開発援助」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android