門源(読み)もんげん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「門源」の意味・わかりやすい解説

門源
もんげん / メンユワン

中国、青海(せいかい)省北東部、海北(かいほく)チベット族自治州にある回族自治県。常住人口15万5800(2013)。祁連(きれん)山脈東部、冷竜嶺(れいりゅうれい)とダバン山の間、黄河(こうが)の支流である湟水(こうすい)の支流、大通河(だいつうが)の河谷にある。谷地では青稞(チンコー)(ハダカエンバク)や小麦などの栽培が行われる。ヒツジウマ飼育が盛んで「大通馬」は有名。農畜産物加工業が発達している。石頭峡、納子峡の2水力発電所がある。

[駒井正一・編集部 2017年4月18日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android