門倉崎(読み)かどくらざき

改訂新版 世界大百科事典 「門倉崎」の意味・わかりやすい解説

門倉崎 (かどくらざき)

鹿児島県種子島最南端の岬(北緯30°20′,東経130°53′)。熊毛郡南種子町に属する。1543年(天文12)日本に初めて鉄砲を伝えたポルトガル船が漂着したことで有名。鉄砲伝来紀功碑や御崎神社がある。先端は高さ40mの急崖で,右手(西)は種子島海峡を隔てて屋久島を望み,左手(東)は宇宙開発事業団(現,独立行政法人宇宙航空研究開発機構)の宇宙センターまで9kmにわたる白砂青松海岸が続く。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「門倉崎」の意味・わかりやすい解説

門倉崎
かどくらざき

鹿児島県南部,種子島南端の岬。南種子町に属する。御崎神社があり,境内には天文 12 (1543) 年の鉄砲伝来を記念した碑がある。近くに宇宙航空研究開発機構の種子島宇宙センターがある。

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世界大百科事典(旧版)内の門倉崎の言及

【南種子[町]】より

…南東部には宇宙開発事業団のロケット基地種子島宇宙センターがある。南西端の門倉崎は1543年(天文12)ポルトガル船が漂着して鉄砲を伝えた地で,〈鉄砲伝来紀功碑〉がたつ。南部の宝満ノ池は,入江が砂丘で区切られた淡水の潟湖で,池畔には赤米の田植神事で知られる宝満神社がある。…

※「門倉崎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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