長門鋳銭(読み)ながとちゅうせん

世界大百科事典(旧版)内の長門鋳銭の言及

【鋳銭司】より

…この河内〈鋳銭司〉は《続日本紀》和銅2年8月乙酉条に見えるのみで,所在地も明らかでないが,726年(神亀3)の〈山背国愛宕郡出雲郷雲下里計帳〉にみえる〈鋳銭寮〉がその後身と考えられる。次に《続日本紀》天平2年(730)3月丁酉条に〈長門鋳銭〉とあるが,これは長門国所在の〈鋳銭司〉の意味で,〈播磨国郡稲帳〉に見える〈鋳銭司〉はすべてこれにあたると考えられる。その所在地は下関市長府町覚苑寺周辺である。…

※「長門鋳銭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」