長野[市](読み)ながの

百科事典マイペディア 「長野[市]」の意味・わかりやすい解説

長野[市]【ながの】

長野県北部,長野盆地の中央部とその西方山地を占める市。1897年市制。県庁所在地。中心市街は古く善光寺門前町として起こり,江戸時代,北国街道宿場町,市場町として発展。北陸新幹線,信越本線,しなの鉄道,長野電鉄,上信越自動車道,長野自動車道が通じ宅地化,工場地化が急速に進んでいる。消費都市的色彩が濃いが,近年は電機,出版・印刷,食品などの工業が盛んで,4221億円(2003)の製造品出荷額を上げ,県内3位である。農村部は野菜,リンゴの栽培が盛ん。南西部の安茂里はアンズの特産地。北部の飯縄(いいづな)山や戸隠山妙高戸隠連山国立公園の一部。川中島古戦場,戸隠神社,信州大学教育学部・工学部がある。1998年の長野県での冬季オリンピックの主会場。2005年1月更級郡大岡村,上水内郡豊野町,戸隠村鬼無里村を,2010年1月上水内郡信州新町中条村編入。834.81km2。38万1511人(2010)。
→関連項目川中島篠ノ井長野[県]松代松代藩

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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