長芋・長薯(読み)ながいも

精選版 日本国語大辞典 「長芋・長薯」の意味・読み・例文・類語

なが‐いも【長芋・長薯】

〘名〙 ヤマノイモ科のつる性多年草。中国原産。日本では古くから栽培され、山野にも野生化している。地下の塊根は棍棒状で長さ一メートルに達する。茎は細く他物にからみ葉柄・葉脈とともに紫色を帯びる。葉は長柄をもち対生、三角状卵形でやじり状に先が尖り、葉腋に「むかご」を生じる。普通、雄花の花序は立ち、雌花の花序はたれさがる。雌雄異株。夏、葉腋に三~五個の穂状花序を出し淡緑色の単性花をつける。塊根を「とろろ」にする。漢名、薯蕷・山薬。《季・秋》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android