長羽織(読み)ながばおり

精選版 日本国語大辞典 「長羽織」の意味・読み・例文・類語

なが‐ばおり【長羽織】

〘名〙 ふつうのものより長く、着物丈に近い羽織江戸時代に、医者儒者などが着用した。明和末から安永天明期には、いわゆる通人風として流行した。
※俳諧・独吟一日千句(1675)第九「はやり医者菩提の道を乗物善光寺まで長羽織着て」

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デジタル大辞泉 「長羽織」の意味・読み・例文・類語

なが‐ばおり【長羽織】

丈が膝下くらいまでの羽織。本羽織。
天明(1781~1789)ごろに通人が着用した小袖丈に近い長い羽織。

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