長秋(読み)ちょうしゅう

精選版 日本国語大辞典 「長秋」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐しゅう チャウシウ【長秋】

〘名〙 「ちょうしゅうきゅう(長秋宮)(二)」の略。
※本朝文粋(1060頃)四・前内大臣入道表〈大江匡衡〉「夕対長秋之月色。亦猶不愛児之玉音矣」

なが‐あき【長秋】

〘名〙 限りなく長い年月。長五百秋(ながいおあき)
延喜式(927)祝詞「万千秋の長秋に」

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デジタル大辞泉 「長秋」の意味・読み・例文・類語

なが‐あき【長秋】

この上なく長い年月。長五百秋ながいおあき
万千秋よろづちあきの―に」〈祝詞・大殿祭

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世界大百科事典(旧版)内の長秋の言及

【皇后】より

…《令義解》は皇后に〈天皇之嫡妻〉と注しているが,のちには天皇と配偶関係のない皇后が置かれたこともある。長秋宮,秋の宮,椒房(しようぼう),椒庭(しようてい)などは皇后の別称である。
[資格]
 令制によると,皇后は内親王から選定するとあるが,聖武天皇が藤原不比等の女安宿媛(あすかべひめ)(光明皇后)を皇后に立てて以来,内親王以外からも皇后に立てる例が開かれた。…

※「長秋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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