精選版 日本国語大辞典 「長橋」の意味・読み・例文・類語
なが‐はし【長橋】
〘名〙
① 長い橋。
※小右記‐天元五年(982)三月一四日「不レ給二宣命一、仍居二長橋一」
③ 五節(ごせち)の時、清涼殿の東北隅から承香殿にわたす仮の橋。丑(うし)の日の帳台の試みに天皇が常寧殿に出御する時や、寅(とら)の日の御前の試みや卯(う)の日の童女御覧に舞姫や童女が清涼殿に上る時に用いる。
④ 「ながはし(長橋)の局」の略。
※御湯殿上日記‐大永七年(1527)九月七日「なかはし久しきもうきにて、昨日こときれたるよしきこしめす」
ちょう‐きょう チャウケウ【長橋】
〘名〙 長い橋。
※本朝麗藻(1010か)上・暮春侍宴左丞相東三条第同賦度水落花舞〈紀為基〉「両岸台遙移レ節裏。長橋路遠応レ歌程」 〔何遜‐夕望江橋詩〕
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